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イベント情報

2024年11月5日(火)
脱炭素についてのェビナー「アジアの脱炭素をどう加速させるか~サステナブルファイナンスの新たな取り組み」を開催いたしました。資料はこちら。

2022年12月19日開催

国際通貨研究所  通貨・世界経済についてのウェビナー

『最近の大幅なドル高円安と日本経済・世界経済へのインプリケーション』

国際通貨研究所では「最近の大幅なドル高円安と日本経済・世界経済へのインプリケーション」と題して、下記の通りウェビナーを開催いたしました。

2022年のドル円相場は、一時32年ぶりとなる150円台までドル高円安が進行しました。こうした大幅な変動の背景には、内外中央銀行の金融政策スタンスの違いのみならず、日本経済の長期停滞、世界経済の構造変化など、様々な要因が存在している可能性が指摘されています。本ウェビナーでは、こうした様々な要因や、それを通してみえる日本経済・世界経済の課題・問題点、今後の為替市場の行方などについて議論しました。

パネリストによるプレゼンテーションでは、2022年の大幅なドル高円安の要因として、FRB(米連邦準備制度理事会)による利上げや、日本銀行によるイールドカーブ・コントロールなどの金融政策の影響に加え、日本の製造業の生産性低下やウクライナ紛争などによる資源価格上昇を背景とした日本の交易条件の悪化といった構造要因の可能性も指摘されました。さらにそうした構造要因などの背景として、日本の経済・社会政策や企業の経営戦略の特徴・問題などが挙げられると共に、ESG関連投資などが日本の対外収支や為替レートに長期的に与え得る影響なども指摘されました。パネルディスカッションでは、2023年のFRBの金融政策の見通しや米経済への影響、日本銀行による異次元金融緩和の功罪と今後の金融政策の行方、過去数十年の世界的な低インフレ時代は終焉を迎えたか、米ドルの基軸通貨としての地位の行方、ドル円相場の見通しなど、多岐に亘る論点について活発な議論が行われました。

 

日時

2022年12月19日(月曜日)午後3時 ~ 午後4時30分(日本時間)

主催 公益財団法人 国際通貨研究所
言語 日本語(日英同時通訳付き)
内容 講演 及び パネルディスカッション

パネリスト (五十音順)

 

木内 登英                        資料はこちら
株式会社野村総合研究所 エグゼクティブ・エコノミスト

1987年に野村総合研究所に入社後、経済研究部・日本経済調査室(東京)に配属され、それ以降、エコノミストとして職歴を重ねた。1990年に野村総合研究所ドイツ(フランクフルト)、1996年には野村総合研究所アメリカ(ニューヨーク)で欧米の経済分析を担当。2004年に野村證券に転籍し、2007年に経済調査部長兼チーフエコノミストとして、グローバルリサーチ体制下で日本経済予測を担当。2012年に内閣の任命により、日本銀行の最高意思決定機関である政策委員会の審議委員に就任し、金融政策及びその他の業務を5年間担った。2017年7月より現職。

 

   撮影:住友一俊

河野 龍太郎                     資料はこちら                
BNPパリバ証券株式会社 経済調査本部長 チーフエコノミスト

1987年横浜国立大学経済学部卒業。住友銀行(現三井住友銀行)、大和投資顧問(現三井住友DSアセットマネジメント)、第一生命経済研究所を経て、2000年より現職。2022年の日経ヴェリタスエコノミスト人気調査で2年連続、9回目の首位に選ばれる。近書に『成長の臨界』(慶應義塾大学出版会)、共訳にアラン・ブラインダー『金融政策の理論と実践』(東洋経済新報社)等。

 

 

 

ロバート・アラン・フェルドマン Ph.D.         資料はこちら
モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社 シニア・アドバイザー
東京理科大学 上席特任教授

1998年、チーフエコノミストとしてモルガン・スタンレー証券会社(現:モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社)に入社、2017年より現職。2017-22年、東京理科大学大学院経営学研究科技術経営専攻(MOT)にて教鞭、現在は上席特任教授。日米友好基金の審議員やオリックスの社外取締役を歴任。2000~2020年、テレビ東京系列の「ワールドビジネスサテライト」のコメンテーターを務める。マサチューセッツ工科大学で経済学博士号、イエール大学で経済学/日本研究の学士号を取得。1970年、米国からAFS交換留学生として初来日、1年間名古屋の南山高校で過ごした。書籍は、共著を入れて日本語で11冊、英語では2冊、英語への翻訳は3冊。

 

モデレーター

越 和夫
公益財団法人国際通貨研究所 専務理事

1985年3月東京大学工学部卒業、同年東京銀行(現三菱UFJ銀行)に入行。ペンシルベニア大学ウォートン校留学、国際企画部、ニューヨーク勤務などを経て、2012年よりユニオンバンク(サンフランシスコ)執行役員、米州統括部長を担当。2016年より三菱東京UFJ銀行常務執行役員国際部門副部門長、2017年より三菱東京UFJ銀行常務執行役員国際部門副部門長 兼 米州本部副本部長 兼 中南米総支配人、2020年より三菱UFJ銀行常務執行役員Deputy COO-I 兼 グローバルコマーシャルバンキング部門副部門長 兼 MUFG Americas Holding Corp. 取締役会会長を務めた。2022年6月より現職。