2024年3月21日開催
デジタルミニウェビナー
『クロスボーダー送金効率化に向けた世界の潮流と今後の展望』
現行のクロスボーダー送金には「コスト」「スピード」「アクセス」「透明性」の面での課題があるとされ、これまでG20等において課題解決に向けた様々な検討がなされております。ここにきて、CBDCを活用する取り組みに先行し、シンガポールを中心に、既存の即時決済システム(FPS)同士を相互接続する方法により課題解決を図ろうとする動きが活発になってきています。
こうしたクロスボーダー送金の課題解決に向けた世界の潮流(FPSの相互接続に加え、伝統的なSWIFTメッセージングサービスの高度化、新たなテクノロジーを活用するCBDCの動向ほか)を紹介し、今後の展望や日本の中央銀行や金融機関の果たすべき役割等について議論いたしました。
実施報告レポートはこちら。
日時 |
2024年3月21日(木曜日)午後2時~午後3時(日本時間) |
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主催 | 公益財団法人 国際通貨研究所 |
言語 | 日本語のみ(英語の同時通訳はございません) |
進行 | 講演 及び パネルディスカッション |
パネリスト(敬称略、順不同)
中島 真志 資料はこちら
麗澤大学 経済学部 教授
麗澤大学経済学部教授。早稲田大学・非常勤講師。博士(経済学)。1981年に日本銀行入行。調査統計局、金融研究所、国際局、金融機構局、国際決済銀行(BIS)などを経て、2006年より現職。主要著書として、『決済システムのすべて』『証券決済システムのすべて』『SWIFTのすべて』『外為決済とCLS銀行』『アフター・ビットコイン』『金融読本』などがある。決済分野を代表する有識者として、金融庁や全銀ネットの審議会等にも数多く参加。
岩崎 薫里 資料はこちら
日本総合研究所 上席主任研究員
1987年早稲田大学政治経済学部卒業。同年4月、住友銀行(現三井住友銀行)入行。1992年日本総合研究所、2005年JRIアメリカ出向、2007年日本総合研究所調査部へ復帰、2011年同上席主任研究員。専門は東南アジア・インドにおけるフィンテック等のデジタル化政策・戦略、内外のスタートアップ動向。規制改革推進会議スタートアップ・投資ワーキンググループ専門委員。
モデレーター
岩岡 聰樹
国際通貨研究所 経済調査部 兼 開発経済調査部 部長
公益財団法人 国際通貨研究所 経済調査部 兼 開発経済調査部 部長。1996年東京三菱銀行入行(現三菱UFJ銀行)。経済調査室、ニューヨーク駐在、コーポレート・コミュニケーション部、企業審査部等を経て、2020年3月より現職。ロンドンビジネススクール修士。