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イベント情報

2024年11月5日(火)
脱炭素についてのェビナー「アジアの脱炭素をどう加速させるか~サステナブルファイナンスの新たな取り組み」を開催いたしました。資料はこちら。

2024年11月5日開催

国際通貨研究所 脱炭素戦略についてのウェビナー

『アジアの脱炭素をどう加速させるか~サステナブルファイナンスの新たな取り組み』

世界各国では、カーボンニュートラル目標の達成に向けて脱炭素政策を進めています。他方、アジアの新興国・途上国の多くは、増加するエネルギー需要を化石燃料に依存しており、脱炭素化への取り組みに必要な資金をどのように調達するかという大きな課題を抱えています。アジア開発銀行(ADB)や世界銀行グループ等の国際開発金融機関による資金援助の動きはありますが、依然として資金不足は大きく、民間資金を呼び込み、脱炭素を後押ししていくことが不可欠です。

本ウェビナーでは、アジアの新興国・途上国の脱炭素化に向けた資金供給の拡大をどうするか、金融機関はどのような役割を果たせるのかという視点から議論しました。バンカブルなプロジェクトを増やすには、アジア諸国における投資環境の整備やスピードアップとスケールアップが必要なこと、地域の問題ではなく地球全体の問題でもある点からもグローバルなパートナーシップおよびコーディネーションが重要であるといった意見が出たほか、アジア諸国の電源構成と金融機関の姿勢、グリーンボンドの課題など様々な点について活発な意見交換が行われました。

 

日時

2024年11月5日(火曜日)午後2時 ~ 午後3時30分(日本時間)

主催 公益財団法人 国際通貨研究所
言語 英語(英日同時通訳付き)
内容 講演 及び パネルディスカッション

パネリスト (敬称略、講演順)

 

カヴィタ・シンハ              資料はこちら
緑の気候基金(GCF) 民間セクターファシリティ部 ディレクター

欧州気候基金(ECF)でアジアにおけるエネルギートランジションのプログラムディレクターを務め、東南アジア・エネルギー・トランジション・パートナーシップの暫定ディレクターとして、東南アジア・クリーン・エナジー・ファシリティ(SEACEF)の設立を支援。ECF以前は、15年以上にわたり複数の分野での新興企業から多国籍企業において経営のリーダーシップをとり、クリーンエネルギーおよびインフラサービス分野のスタートアップ企業を共同で設立した他、米国国際開発庁で約10年間、気候変動の影響等のプログラム管理に従事。

米国ラトガース・ビジネススクールでMBA、インドの工科大学院で化学工学の優等学位ならびにエネルギーシステムの修士号を取得。サステナブル投資、国際関係、政治経済の教育を修了。

 

 

志村 幸美                  資料はこちら
株式会社 三菱UFJ銀行 コーポレート・エンゲージメント・ディレクター
(GX・サステナビリティ担当)

国際エネルギー機関、国際環境戦略研究機関、三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社を経て2020年4月入行。エネルギーや、気候変動、環境関連のコンサルタントとして、特に植林を含め途上国におけるGHG排出量削減事業の開発支援や、カーボンクレジットの組成・モニタリング等に係る業務、政策提言、制度設計に係る調査業務や非財務情報開示関連業務等に15年以上従事。現職では、主にサステナビリティに係る全般的相談をはじめ、企業のカーボンニュートラルに向けた取組みに係る相談や、水素・アンモニア、CCUS、浮体式洋上風力、サーキュラーエコノミーなど、金融機関にとって新領域となる事業へのファイナンス相談や、カーボンクレジットや非財務情報開示等において専門的知見を提供。政府検討会の委員等も務める。

 

モデレーター

 

渡辺 博史
公益財団法人 国際通貨研究所 理事長

1972年東京大学法学部卒業、同年大蔵省(現財務省)に入省。主税局税制第三課長、同第二課長、大臣官房秘書課長、大蔵大臣秘書官などを経て、国際局長、財務官などを歴任。2007年退官後、一橋大学大学院教授、日本政策金融公庫代表取締役副総裁、2013-2016年国際協力銀行総裁。2016年10月より現職。