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イベント情報

2024年11月5日(火)
脱炭素についてのェビナー「アジアの脱炭素をどう加速させるか~サステナブルファイナンスの新たな取り組み」を開催いたしました。資料はこちら。

2005年12月16日開催

『地域協力に関する第二回ワークショップの開催』

6月に開催されたワークショップに続き、アジアにおける地域協力に関する第二回目のワークショップを開催しました。在京アジア、オセアニア諸国の大使館、中央銀行関係者がそれぞれの立場から見解を述べ、出席した日本側の代表も含め活発な意見交換を行いました。さらに、懸賞論文最優秀者によるプレゼンテーションも行われました。

【懸賞論文授与式】
2005年12月16日、当研究所設立10周年記念行事として行った懸賞論文の入賞者への授与式を行いました。当日は、最優秀論文となった山口大学のAysun Uyarさんに、当研究所の行天理事長より賞状、賞金が授与されました。
尚、入賞作と審査委員会講評をこちらに掲載しました。

IIMA 設立10周年記念検証論文 “アジア地域の経済協力促進のために何をすべきか”

審査委員会メンバー

村瀬哲司  京都大学留学センター教授(委員長)
荒井耕一郎 愛知学院大学経営学部教授
阿波村稔  新潟大学教授・国際交流センター長
小川英治  一橋大学大学院教授
吉田頼且  拓殖大学国際開発学部教授
浅見唯弘  IIMA専務理事

全体講評

今般の論文募集にあたっては、学術論文という枠に囚われず、次代を担う、若い世代からの将来に繋がる、自由で斬新な発想を期待した。
入賞作は以下三篇であるが、入賞作も含め全体として、先行研究や制度論などに傾斜した議論多く、著者独自の提言、理論展開があまり見受けられないところもあった。
国によっては、学年末、夏休みを挟む時期であったが、アジア7国から、19編の応募があり、アジアにおける地域協力について、関心を高める契機となったものと評価したい。

入賞作講評

  • 第1位 Ms. Aysun Uyar (Yamaguchi University, Japan)
    評:数値、図表を駆使して、アジアにおける地域経済協力につき、その土台となる組織、会合を幅広く分析、所論を展開している。先行研究への適切な言及あり、また考え方、切り口は示唆に富む。
    Ms. Aysun Uyar (Yamaguchi Univ.)論文 (英語版のみ)
     
  • 第2位 Ms. Andrea C. A. Wong (University OF The Philippines, Philippines)
    評:地域協力推進にあたっての、問題点、方向性について、的確に分析している。地域協力に向けての主張も明確で、具体性を有する。

    Ms. A.C.A.Wong (University OF The Philippines)論文 (英語版のみ)
     
  • 第3位 Mr. Laxmisha Rai (Kyungpook National University, South Korea)
    評:政策対話、技術支援、FTA等多岐にわたる視点から、網羅的に課題、問題点を整理している。今後の課題解決に向けての具体性が加われば、より説得力を持つこととなったものと思われる。

    Mr. Laxmisha Rai (Kyungpook National University)論文 (英語版のみ)

 

尚、応募要領等、詳細はこちらをご参照ください。

懸賞論文授与式

2005年12月16日、当研究所設立10周年記念行事として行った懸賞論文の入賞者への授与式を行いました。当日は、最優秀論文となった山口大学のAysun Uyarさんに、当研究所の行天理事長より賞状、賞金が授与されました。