調査研究
調査研究は、IIMAの事業の中核をなすものです。
具体的には、国際経済、国際金融などのマクロ的な研究から、最近では、気候変動問題、デジタル化、地政学リスク及びエマージング諸国の調査など、先進的な課題にも取り組んでいます。
調査研究には、(1)自らテーマを設定しその成果を国際経済金融論考や国際通貨研レポート、IIMAコメンタリーとして対外発表する自主調査、(2)官公庁や金融機関から調査研究を委託される受託調査、(3)内外の関係機関や外部研究機関との共同研究や研究会開催などが含まれます。どれもIIMAにとって大変重要な調査研究活動です。
研究成果は、当研究所のホームページを含めて様々な媒体を通して対外的に公表し、その成果を積極的に社会に還元しています。こうした活動を通じて、経済社会の安定と健全な発展に貢献することを目指しています。
これらの調査研究を実施するために、IIMAには国際金融の現場や金融市場での実務経験をもつ優れた専門の研究員が在籍しています。また、常勤の研究員以外にも、客員研究員として国際金融で教鞭をとる大学の先生方や国際金融実務のベテラン専門家などが名を連ねており、幅広い分野に対応できる体制を敷いています。
現在、以下のようなテーマを重点に掲げ、レポート・刊行物などによる調査研究成果の発信、他の研究機関などとの情報交流の両面で取り組んでおります。
(1)以下の地球規模課題の展望とそれらが世界の経済・金融市場や政策・制度に及ぼす影響
① 気候変動問題を中心とするサステナビリティ課題への取組み
② デジタル化と金融包摂
③ ロシア・ウクライナ紛争と制裁措置
④ インフレと出口政策
(2)エマージング諸国の金融・経済情勢とリスク評価