デノミネーション
デノミネーション(デノミ)とは円、ドルのような通貨単位の呼称を指しますが、日本においては、その通貨単位を切り下げる、または切り上げるという意味でも使用します(英語ではこれをリデノミネーションと呼びます)。通貨単位の変更の対象は、全ての資産および負債に及びます。
デノミは、通貨の価値(信用度)が著しく低下し、物価が大幅に上昇してしまうハイパーインフレ時に、財・サービス価格の表示桁数が大幅に減ること等による経済活動の円滑化などを企図して、通貨単位切り下げとして行われるケースが多いです。通貨単位の変更であるデノミそのものは、通貨供給量に直接影響を与えるわけではないため、インフレ率に対して実質的な影響は及ぼさないと考えられています。