2025年
「JICA-世銀連携プログラム:債務関連財政リスクの評価と管理」研修に参画
IIMAは、2025年2月7日から2月28日にかけて、独立行政法人国際協力機構(JICA)と世界銀行(世銀)の連携による研修に参画しました。この研修は、太平洋州、アジア、中東、及びアフリカの開発途上国29か国から財務省・中央銀行職員33名を研修員としてJICAが日本に招き、開発途上国の債務関連財政リスクの評価と管理に関する内容が中心でした。JICAと世銀の連携による研修は2016年から行われており、IIMAはその運営に当初から参画しています。
研修では、世銀による国の偶発債務とも言われる、国有企業の破綻や政府保証の把握・管理方法等についての解説やケーススタディが行われ、JICA、損害保険会社、本邦財務省による災害・地震保険についての講義も開催されました。また、研修員は神戸・淡路島へ移動し、「人と防災未来センター」や「北淡震災記念公園」を見学。現地の講義では、阪神淡路大震災後の様々な復興資金の調達方法や国の地方自治体への支援等についても学びました。さらに、IIMAによる「財政投融資」と「日本経済の現状」に関する二つの講義も実施されました。
研修期間中、講師や研修員同士で活発な意見交換が常に行われ、研修員はこの研修で得られた知見を活かし、母国で健全な公的財政・債務管理のための政策を推進していくことが期待されます。
![]() |
![]() |
|
![]() |
![]() |