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2024年11月5日(火)
脱炭素についてのェビナー「アジアの脱炭素をどう加速させるか~サステナブルファイナンスの新たな取り組み」を開催いたしました。資料はこちら。

為替相場変動の予測~その2:経済政策

経済政策

一国の経済政策そのものやどのような経済政策が取られるかという市場の予測も為替相場を変動させる要因です。ただ、どの経済政策が為替相場に影響するのかを特定することは困難です。例えば為替相場とは一見関係のなさそうな税制改革も、経済を刺激するようなものであれば為替相場を変動させます。すべての経済政策は、市場参加者にとって為替相場に影響があるか否かの検討対象になっているといっても過言ではありません。そこで、政府がそもそも為替市場に影響を与えることを目的とした政策を列挙しましょう。

①為替介入
 「中央銀行の為替介入」を参照してください。
②市場金利操作
 通貨当局が市場金利の高低をコントロールし、国際資本移動の流れに影響を与えることです。一国の金融政策がその国の通貨相場に与える影響は大きいとい
 えますが、金利の操作は多くの場合、物価の安定ひいては国内景気の調整を主な目的としています。
③法的措置
 資本取引規制や関税・非関税措置などの公的規制・措置は経常・資本取引に付随する為替取引の減少につながり、為替市場に影響を与えます。過度な資本流
 入や自国通貨高を防止するために、新興国を中心にこうした規制が行われる場合があります。